価値観は交差する  〜お隣のお嬢さん篇


そういえば今時は“普通”という言い回しが大丈夫という意味合いに使われているらしく。
普通に美味しいですよという言い回しで食レポしていたアイドルさんの言いように、
ちょっとお年を召してた老舗のご亭が怪訝そうな顔をしていたのが いかにもだったの思い出す。
凄いや凄くの廉売もいただけないが、そこは “とっても”と言うべきところだろうに。
それって少なくとも目上の人への誉め言葉じゃないよって、
周りのスタッフとか誰か言ってやってよと液晶画面のこっちから思ったもんである。
全然大丈夫なんてのはもはや市民権を得ているそうで、
全然というのは “全然足りない”とか“全然間に合わない”とか 否定するときに使う表現だなんて、
イマドキの若い衆はどのくらい知っているものなやら。

  とはいえ

そういうことへは読書好きだったせいで覚えもあって、
おかげで国木田さん辺りから “今時の若いものはっ”なんて怒られることもなくいるものの。
自分の場合、その“普通”とやらをこそ どこまで理解しているものなやら…と、虎の嬢はふと思う。
家族の待つ家や故郷があるとか、
他愛のない悪戯とか物知らずにより恥をかいたとかいう 微笑ましい黒歴史が2つ以上あるとか。
ご近所の人と顔を合わせ、そういうのってありますよねぇなんて話を合わせて愛想笑いするネタ、
誰ぞに聞いた話じゃあなく実体験から身についてるものが幾たり有るものか。
猫はタマで 犬はポチだと そのっくらいは足並み合うけど、
ウチの母はコロッケはいつも出来あいで、でもそれがまた美味しい店のでなんてな話には縁がなく。
異質な孤児院で地獄のような育ちをしたせいで、
子供ならではの失敗をして微笑ましいで収まった覚えなんて1つだってない。
そういうところは若しかせずとも同じじゃないのかな、と
最近出来たところの歳の近しい知己を思ったが。
ああでも彼女は貧民街に居たと聞いたから、外社会に居た歴が自分よりずんと長いんだっけ、
足場なんてない不安定な日々を送りつつも理不尽な規則に縛られてはなかったと、
自身がどれほど変則の箱入りだったのかをあらためて痛感し。
勝手に何かどんよりとしょげたのを気遣われ、
食べるか?と視野の中にあったクレープの路販車を視線で示されたのまで思い出す。
まあ、それもまたずっと以前の話だけれどと、
微妙なバランスながら仲良くしている その黒の姫御と意外な場所で同座をし、
しかもしかも結構間近にて身分を偽ってるのがありありする恰好同士で目が合ったことから、
そういったあれやこれやを思い出しちゃった探偵社の敦ちゃんだったりし。
まま、そうそういつもいつも引け目を感じてはないわけで、

 「何か相変わらず顔色悪いよ?」
 「大きなお世話だ。」
 「人目引いてちゃ意味ないでしょ?」

ナンパされる取っ掛かりにもなっちゃうよ? 任務だろうに目立っちゃまずいんじゃないの?と、
最近は白虎のお嬢も言うようになっており。
挨拶代わりに一応は突っかかるような物言いをしたところで、
特に注意の視線や気配が周囲から飛んでこないのを素早く確認。
探偵社の まだあんまり事情が通じてはない面子が周りに居合わせなかったのをいいことに、
そそそっと 小刻みな歩調でくっつくくらいの傍まで寄ってゆくと、
あらためて こそこそりと話しかけている。

 「冗談抜きに朝ごはん食べてきた?」
 「昨夜入手した無花果を。」

だって憎まれは建前で、本当は仲のいい間柄の 歳の近しい姉様だから。
それでなくとも食が細いのに、忙しいのにかまけて寝てないんじゃないか食べてないんじゃないかと、
ついつい気になるほどには親しくて。
黒の禍狗嬢にもその辺りの機微は通じているものの、
それにしては何か妙な返事が返ってきたので、え?と子虎の眉が寄る。

「昨夜? 今時分っていうとそこいらには実ってないよね、まだ。」
「人を拾い食いすると決めつけるな。」

え?だってこないだ一緒に…と、そこまでをごそごそやり取りしておれば、

 「敦くぅん、それって何のお話かなぁ?」
 「あわわ…。」
 「…っ!」

内緒話のはずが 思わぬほどの至近にいつの間にか居たらしい先輩様に聞かれていたらしく。
ほぼ真後ろからの甘やかなお声が、
自分たちにだけするりとよく聞こえる低めのトーンで届いたものだから、
悪だくみなんてしちゃあいなかったのに、それでも
双方ともに細っこい後輩さんたちの肩がカチーンと固まるのが判りやすい。
それへとくつくつと楽しげに笑っているのを肩越しに見やり、
虎の自分にまったく気配を感じさせない消気の達人だなんてと怯みつつ、

 「いえあの、ツツジやサルビアって蜜を吸えるよねって話を…。」

似たような境遇だったが故の“あるある”話をしたらしいこと 匂わせれば、
あらまあと形のいい聡明そうな双眸を丸くし、指先揃えた手で自分の口元を塞いだ深色髪のお姉さま。
蓄積も多くて物知りなだけに、どんな叱責が出るかと思えば、

 「そこいらのは辞めときなさい。」

今は任務に添わせて大人しめの装いなれど、それでも隠し切れない美貌の姉様、
さほど棘はない言いようでの一応の注意を授けてくれて。

「市の土木課あたりに管理されてるってことは殺虫剤撒かれてる恐れがあるからね。
 まあ、犬の散歩に影響でない程度の代物だろうけど。」
「はぁい。」

何だか妙な話へくちばし突っ込んだそのまま、
今日のお務めはまだ本格開始ではないものか、配置に戻らぬつもりなようで。
今の部下ちゃんとかつての部下である黒姫との会話をそのまま聞いておいでならしく、

「でも昨夜って。夜中に空いてる青果店ってあるの? コンビニで無花果は置いてないよね?」
「? あるが?」

相変わらずの端的なお答えは、だが、コンビニにもあるという意味ではないらしく、
文系の女子大生風、夏向きのシルクTシャツに品のいい更紗のシャツをカーディガンのように重ね、
フレアのスカートといういでたちの黒獣の姫が、
さらっさらの黒髪を肩へとすべらせて小首を傾げ、

「何なら土産にケーキでも提げってってやろうか? モンブランの旨い店を知っている。」
「わvv 嬉しい…って、じゃあなくて。」

美味しいお話へ、だがだが ノリツッコミ付きで食い下がる、
こちらは女子仕様の愛らしいGジャンにスカート丈の短いワンピとスキニーを合わせた動きやすい恰好、
一応 女子高生に扮しているらしき敦ちゃんで。
果物やケーキを扱う店が、この彼女が活動していたらしい夜中に営業しているなんてと、
いくら世間知らずな自分でも それって有り得ないってくらいは判ると言い張れば。
そんな白虎のお嬢さんの肩越し、現上司様がゆるゆるとかぶりを振って、

「繁華街だったら真夜中でも花屋さんとか洋菓子店とか青果店は開いてるよ?」
「薬局だけじゃなく?」

あれあれ?それって常識なの?と、
淡い玻璃玉のような双眸を見張り、殊更驚くのがいっそ微笑ましいと
長い睫毛に縁どられた目許をけぶらせるように伏せつつ苦笑を見せた太宰さん、

「キャバクラとか夜のお店に土産として提げてく用にって
 しかも言い値でなんぼでも購う層がいるんで、開いてるお店があるんだよね。」

今は変装もあってのことふんわりお嬢様っぽいいでたちをしているのでと
口許押えたまま ふふーと微笑んで付け足す先輩様も、実は元マフィアなので夜の街には詳しいらしい。

「太宰さんたら物知りですね。」
「つか、国木田くんたらそういうところをちゃんと教えてないな?」
「教育係は貴様だろうが。薬局が開いてる話しかしとらんかったのか。」

話の流れからしてそれがあっさり把握できたぞと、
別な声も挟まったものだから、今度は芥川嬢がちょっぴり目を見張り、

 「中也さん?」
 「よお。会場内はまだこんなものか。」

微妙に蓮っ葉、男勝りな物言いなのは、親しい間柄との会話だからで、
これでも五大幹部が一隅だけはあって、
お仕事モードに入れば一流の秘書としての流麗な口調で 品のいいトークもこなす赤毛のお姉さま。
そんな彼女が青い玻璃の双眸で見回している場内はまだ関係者らしかいない様相で、
一応開場してはいるが平日だからか来場者の姿はほぼ無いも同然、
静謐な空気が柔らかく漂うばかり。
主催から招かれているような存在は、まずは貴賓室に誘なわれていようし、
そもそも今日は初日でもないのでそういう手のセレモニーや何やは予定にない。
ややゴシック調の拵えになった館内の一番広いホールには、
上から覗き込める腰高のガラスケースやら、
路面店のブティックに通り沿いに向けて設置されていそうなショーウィンドウもどきが並んでおり、
その1つ1つには、燦然と輝く宝石やらそれをはめ込んだアクセサリー、
式典や神事に使うのらしき冠や杓、文箱などという仰々しいお道具の類がお行儀よく収められていて。
どの一角をとっても数千万はしよう、文字通り お宝ばかりの空間で。

 そう、彼女らが居るのはとある催物会場となっている美術館の中だったりする。

わあ中也さんだと判りやすくも満面の笑みで相好を崩した子虎ちゃんの、
白雪のような髪を撫でてやる、今日は帽子も手套もなしの黒の姉様へ、
ちょっぴり斜に構えた太宰のお姉さまとしては、モノ申したいことがあったらしく。

 「私たちの方は軍警経由の依頼だけれど、キミらは一点集中の私人警護なのだろう?」

お仲間意識はどうなのかしらと暗に言いたいようだけど、
そこは慣れもあってのこと、いちいち突っかかるほどのことではないと断じたか、

 「ああ。そうは言っても守る対象はかぶってんだ。
  情報の交換はあっていいはずだとそっちの名探偵も言ってなかったか?」

さらり言い返すところが 今日は余裕の旧双黒の片割れさんで。
武装探偵社は催し自体の警備を、
ポートマフィアは主催の資産家に敵対組織が横やり入れて来ないよう護衛をと、
どっちも防衛の陣を張ってた宝飾品展示会。
一応は展示会だが、主催者が特別に招待したクチの品のいいお客層も来るようで。
若しかせずとも商談込みの賓客らしいため、その辺りは対応も別となることだろし、
展示物より人間狙いの襲撃もあるやもしれぬと、
そこまで踏まえてのこと、公式側からは武装探偵社がご指名を受けたらしい。

 「どうして一般公開とセットなんでしょうね。」

襲撃や盗難が心配なら勝手のいい自宅へ招けばいいのにと、
ごくごく基本的なことを思ったらしい敦ちゃんがお姉さま方へと問うたところ、

 「まあ、誇示というかプレゼンもしたかったんじゃないの?」
 「そういうこったろうな。」
 「プレゼン?」

あやや、専門用語は判りませんとますますと小首をかしげる白虎のお嬢さんへは、
漆黒の覇者こと、のすけお姉さんが口添えして曰く、

 「堂々と振る舞うことで威容を示したいのだろうし、
  公けに広めて、一般からの羨望…っというか、
  様々な者らから羨ましがられたいという欲もあろうさ。」

そうと噛み砕いて説明されて、ああそっかと納得がいったらしい いもうと弟子さんへ、

 「やつがれの居ないところでは“のすけ”を広めているらしいな。」
 「あやや、何でそれを〜〜〜。」

居ないところだからこそ怒られなかろと使ってた小ぃネェへの呼びよう、
だというに何で知ってるの のすけちゃんと、
叱られるの怖さからか 慌てふためき太宰の二の腕へしがみついて見せれば、
そうやって逃げてばっかと目許が座った龍之介嬢には
中原のお姉さまが“まあまあまあ”と肩を軽めに叩いて宥める。
何処から見ても可愛らしいお嬢さんたちの朗らかな語らい合いへと装えているのがお流石で、
まさかに 実は雄々しい肩書き持ちたち、
文字通り乱闘の場へ投入されまくりな百戦錬磨の女傑らの集まりと誰が気付けようか。

 「ま、何事もなければ良いわけだし。」

前哨戦的なものは既に始まっており、
関係筋への情報収集&妨害のための偽情報の拡散などなど、
乱歩や太宰による頭脳派班が陽動も含めてあれこれ手を付けているそうなので、
招待券のないお人は逸品を集めた奥向きのVIP室には通されないし、
欲の皮が張った連中が直接飛び込んでくるのは物理で応戦すればいいと。
なかなかに頼もしい策が展開中。
そんな裏側など匂わせもせで、
人当たりの良さそうな学芸員と、主催者付きの敏腕な秘書嬢が
知己のお嬢さんたちへ何かしら説明している図という雰囲気にし、
やや遅れて入場なさったお客様へも空気の良さをアピール出来ており。
対象が微妙にかぶってたが、守るという意味合いでは同じベクトルと言え、
相手と想定される対象も失礼ながらさしたる手合いではないのでと、
真摯に構えちゃあいるが、姿を隠すでもない正統派の護衛に相なって。
護衛対象の傍らに立つのは
様々に融通が利き、秘書の代理もこなせるスキルを持つ太宰や中也だったが、
会場内にさりげなく、捕り方として立ったのが、白虎の嬢と黒獣の姫。
ちなみに、太宰は学芸員という触れ込みで文系の女史風、
シンプルなアンサンブルを大人しいコーデュネイトとしてまとっており。
中也はややクールな秘書嬢として身に添うたスーツを着込み、
今日一日は主幹の傍らに付きしたがう予定であるらしく。
先ほどは仲間なんかじゃないと言わんばかりな物言いをしたくせに、
その太宰がケロッと訊いたのが、敦と芥川という別個の後輩らへで。

 「二人はこのままここで待機なんでしょう?」
 「はい。」
 「左様です。」

さりげなくも見学している風を装っての警備であり、
さりとて、美術館の周囲へも探偵社とポートマフィアの頼もしい顔ぶれが付いているので、
余程の瞬発力や破壊力を携えてない限り、此処まで到達するのは難しかろうし、
来たら来たで、羅生門の黒獣や飢獣の白虎にぼっこぼこにされるのがオチ。
気を緩めちゃあいないのだが、緊張したって始まらぬと、

 「よぉし、それじゃあ勉強した成果を見せて進ぜよう。」

太宰こと学芸員のお姉さんが、手短ながら案内を買って出てくれることとなった。
そこは絵画でも同じ配慮になろう、作品への影響も考慮されてか、
白々した照明ではなく柔らかな色味の明るさの中、
ショーケースの中、ビロウドや純白の絹布の上にはずらずらと
由緒あるものから新作まで、色々とコーナーを設けてきらびやかな宝飾品が並んでおいで。
一応の解説ボードも付いちゃあいるが、それとは別にこぼれ話的な逸話を付け足され、
それって怖いとかおかしくないですかとか、主に虎の子ちゃんが目を丸くするのがまた可愛らしくって。
そんなツアーが差しかかったのが、ひときわ豪奢なケースの前。

 「……。」
 「…綺麗は綺麗だけどね。」

こたびの目玉であるらしい、それはデカい宝石を眺めているのへ、
若い少女らだ、キラキラきれいなものへは関心もよるものかと、
お互いの姉様が微笑ましいねぇなんて見ておれば、

 「え?」
 「どうした? ……う。

解説板の最後に記されてあった、70億という価格にギョッとしてから

「…これに住めるわけでもないのに?」
「ああ、これを見せて買い物できるでもないのにな。」

なんて法外なと、そういう方向で呆れていたらしい後輩さんたちだったらしく。

「こらこら」
「まあロマンを求めにくい値札じゃああるな。」

そもそも由緒ある宝飾品とか工芸品にそこまでしなくともという宝石付きの贅沢なものが多いのは、
宝石は劣化しないとか希少品だからとかいうのとは別に、
どこかでその国の威光や繁栄の象徴でもあるので仕方がない。
偉そうに顕示したいのじゃあなく、
そういう優れた技術や文化を歴史とともに後世に残さにゃならないためで、
神宮などの“式年遷宮”もただの建て直しじゃあなく、
優れた技術を伝えるためにも必要なことという意味合いもあってなされるそうで。

「70億といやぁ、敦ちゃんもそういう懸賞金が掛けられたことがあったねぇ。」
「気が知れませんでしたけど。」

あったねそういや。
今となってはその裏書のようなものも明らかになっており、
ヨコハマのどこかに眠るという白い文学書のヒント、指標となるのがこの虎の子ちゃんらしいと、
その筋で言われていたので とりあえず手に入れんとした成金背広さんだったらしく。
納得していいやらどうなやら、いまだに曖昧なままな条項でもあり、
何だかなぁなんてしみじみとしていたも束の間。

 「70億何て安すぎるよな、敦。」
 「え? ははははい?」

帽子の姉様は惚気半分に誇らしげ。そして、

 「確かにね。こぉんないい子をそんな値で叩き買われちゃあ困るってものだ。」

太宰が感慨深く言う傍ら、黒衣の女傑もうんうんと頷いたものの、

 「あ、勿論あなたもだからね。安売りして怪我とかするんじゃなくってよ?」
 「え?え? はい?////////」

いきなり矢印が向けられた禍狗の嬢様。
他人ごとじゃあなくなったのへドギマギしたままでおれば、
髪の裾をそおと掬い取られ、これ見よがしに嫋やかな所作で口づけられて、

 「やっ、あのっ。////////」
 「おっとぉ、非常ベルが搬入口で鳴ってるらしいぜ。」
 「のすけちゃんは落ち着いてからおいでvv」
 「ば、馬鹿を言うなっ!」

人虎のくせにと罵倒を言いつつ、
それでもいかにもとはならぬよう、じゃれ合いを装って会場から速足で出てゆく二人を見送って。

 「お勝手口、規模はいかがか?」
 【 陽動にしては派手です。20人ほどが車3台で乗りつけました。】
 「賢治ちゃん、今そっち?」
 【はい。】

太宰女史が搬入口に詰めていた谷崎さんへインカムで問い合わせている傍らでは、

 「立原、そっちで騒ぎらしいな。アタシは直では行けねぇが芥川が向かってる。
  手ぇ焼くようなら声掛けな。」
 【判りましたっ。】

さあ、饗宴の始まりだ。
この顔ぶれが居るところへ押しかけた、
情報収集力のなさと、ついでに運の無さをせいぜい呪うといい。
煌びやかな宝石よりも尊い 貴石のような女傑らが、それはねんごろに扱って差し上げよう。
今日もヨコハマはお元気溌剌ですvv




     〜 Fine 〜    20.05.21.


 *お嬢様がたの共同戦線、待ったなしというくだりでございました。
  この程度なら通常レベルで対処しちゃいますよ。
  たとえ銃や鉄パイプ持参の荒くれどもでも、
  物理には負けませんし、異能でも大丈夫。
  白黒二人の猛獣に噛みつかれて逮捕がオチです、はいvv